映画『さよなら、退屈なレオニー 』17歳の少女が過ごした一瞬の永遠、ロックが鳴り響いた。

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どうも~!!ゆっき(@yukie_takamura)です。

 

「こんな青春じゃ終われない」

 

毎日が退屈だけどまぶしくて、ぼんやりと未来を眺めていたーーー


あの頃の〈きらめき〉〈痛み〉がよみがえる。🚲🎸

 

あなたにとって、青春はどんなものでした?

 

痛みや不安、切なさとほろ苦さ。自分って何だろう?って思う人もいたはず。

わたしも、思い出すと少し胸がチクっとします。

 

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グザヴィエ・ドランにつづく新鋭セバスチャン・ピロット監督と「東京ジェムストーン賞」を受賞したカレル・トレンブレイによる青春映画『さよなら、退屈なレオニー』

 

今回は、試写レビューしたいと思います🎞

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あらすじ

 カナダの新鋭セバスチャン・ピロットが監督・脚本を手がけ、やりたいことも自分の居場所もみつからず、いら立ちを抱える17歳の少女のひと夏の成長をつづった青春ドラマ。ケベックの海辺の街で暮らすレオニーは、高校卒業を1カ月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したいけど自分が何をしたいのかわからい。口うるさい母親も気に入らず、母親の再婚相手のことは大嫌い。そんなレオニーが頼りにできるのは離れて暮らす実の父親だけだった。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーブと出会う。どこか街になじまない雰囲気をまとうスティーブに興味を持ったレオニーは、なんとなく彼にギターを習うことになり……

さよなら、退屈なレオニー : 作品情報 - 映画.com

 

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SNSでの反響はこんな感じ↓

 

 

 

こんな人にオススメしたい!

 

早速、3つのポイントを解説!

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Point.1レディ・バード』のシアーシャ・ローナンを彷彿とさせる女優カレル・トレンブレイ

 

カナダで暮らす17歳の少女・レオニーを演じたのは、2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれたカレル・トレンブレイ

2018年の東京国際映画祭では、「東京ジェムストーン賞」を受賞した今大注目の若手女優さんです!

 

大人びた顔つきでどこかアンニュイな雰囲気をまとっている。どこかいつも冷めた目をしていて、その不思議な魅力に惹きつけられます!

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同じく主演のスティーブ演じる、ピエール=リュック・ブリラントは渋さを兼ね備えたミュージシャン。

だいぶ年齢差があるにも関わらず、カレル・トレンブレイが持つ大人な雰囲気により、一切違和感を感じさせません。

 

『さよなら、退屈なレオニー』は、言葉ありきの映画ではなく雰囲気や間や表情が重要となる映画でした。

 

ミュージシャン・スティーブは、感情に起伏がなく表情の変化がそこまでありません。

「さあね」が劇中での口癖ということもあり、まず会話が広がらないんですよ。

 

なので、レオニーの視線や表情、紡ぎ出す言葉が重要なキーになってきます。もの寂しい表情や嬉しそうな表情を完璧に再現し、様々な感情を抱く17歳を完全に演じきっているんです!

 

レオニーは、両親が離婚し新しい父親に嫌悪感を抱いていたりと複雑な家庭環境で育っています。友人はたくさんいるけど、いつも愛想笑い。頼りにできる人がいないので、人に甘えることもなく強がって生きてきました。

 

なので、感情をできるだけ押し殺そうとしている。けれど、感情が溢れて表情に少し出てしまっているんです。大人であろうと頑張りながらも、子供らしさを拭えないこの演技・表情ができるのはカレル・トレンブレイしかいない!

 

Point.2 レオニーのファッションがどれも可愛すぎる♡

 

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大人びだ顔立ちにセンター分けのウェーブがかったロングヘアー、耳にはシルパーのリング状のピアス。

 

結構、高校生の中でもクールで大人っぽいルックスを持ったレオニーですが、ファッションはなどキュートな色合いを使ったコーデが中心になっています!

 

トップスは基本だぼっとしたトレーナーやニットを着用しています。インナーに白シャツや柄シャツを入れるなどロンドンガールっぽいアクセントも⭕️だぼっとしたトップスの下にはデニムやミニスカートをよく合わせています!

 

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ミニスカートに黄色やグレーのひざ下くらいのソックスを合わせ、黒のブーツで色を引き締めている🥾

 

キャップやオーバーオールなど少年のようなボーイッシュな服装から、ピンクの大きめなジャケットに花柄のわんピースを合わせたガーリーコーデも登場します!

 

劇中では「一服してくる」と言いつつ、棒付きキャンディーをなめていたりとギャップも可愛い!本編では、酒やドラッグやタバコに溺れていく若者を描いていないのでポップな仕上がりになっています。

 

Point.3 自然豊かな色彩と光による映像美、淡々としたシンプルな日常

 

レディ・バード』や『スウィート17モンスター』とは違って、淡々とした日常をシンプルに描いています。山あり谷あり~!というよりは、ありのままの現実にありそうな退屈な日常。

 

風に吹かれながら緑と広がる景色の中心に立つレオニーは本当にどこか儚く美しい。人が多い街というわけでもなく、静かで小さな街にどこかもの寂しさも感じます 🍃

 

こうした、周囲の景色をうまく取り込んでいる作品です。レオニーがどこか重苦しさを背負っているのであれば、景色も色味が暗くなったり、彼女の空気が色濃く景色に反映されているかのようです。

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セバスチャン・ピロット監督は、若者の心情を撮りたかったのではなく、今日のケベックの景色を撮りたかったのだとインタビューでも答えています。

 

優しく丁寧な演出を見たとき、グザヴィエ・ドランを思い浮かべました。

 

グザヴィエ・ドランは、『Mommy/マミー』や『たかが世界の終わり』などの傑作を残し、弱冠19歳でカンヌ国際映画祭にて高評価を得た逸材。

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息を飲むほど美しい色彩や光を取り入れた美しい映像が特徴的。オシャレなファッション雑誌を見ているような感覚に陥ります。

マイ・マザー(字幕版)

マイ・マザー(字幕版)

 
胸騒ぎの恋人(字幕版)

胸騒ぎの恋人(字幕版)

 

  

彼の作品も、淡々とした日常を描いていることで有名です。世界の終わりではないけど、その人にとっては大切な何かが不在になってしまう。「消失」を感じさせるテーマが多い気がします。

 

『さよなら、退屈なレオニー』でも同じ匂いを感じました。原題「蛍はいなくなった」からは、消失に近いものを感じます。それは、レオニーの行動や”ひと夏”という言葉からも感じ取れるのではないでしょうか。でも、ただの「終わり」ではなく、いなくなっただけで新たな形で現れる前向きな意味として私は捉えました。

 
映画公開は6月15日(土)!


ここ最近は、アベンジャーズシリーズばかり鑑賞していたので久しぶりにシンプルでゆったりとした映画を鑑賞させていただきました!

 

カナダを代表する人気バンドの曲が劇中に流れることで、シンプルな構図の中にスパイスとしていい味を出しています。度々導入されるオーケストラの音楽にも感情が反映されているので、目だけではなく耳でも楽しんでください!

  

『さよなら、退屈なレオニー』公開日は、615日(土)です!ぜひ、皆さんも映画館で圧倒的映像美を堪能してください。

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以上、ゆっきでした。